あまり知られていませんが、東京都の面積の1/3が森林です。
東京にも森林があり、林業があります。
イメージとしての森林は、この上なく好感を持たれるものですが、
今日、産業としての林業は、材価低迷、後継者難、森林の荒廃….
どうにも明るい兆しが見えないかのようです。
「それでも、東京で林業を続けていこう。」
そのために、必要なことは何だろうか?
東京ペレットの取り組みは、その答えのひとつだと思っています。
たとえば地球温暖化や資源の枯渇の問題をご想像ください。
林業に限らず、すべての産業は、これから、
単に目先の経済的な効率だけでなく、
環境負荷、資源効率、持続可能性、
そうしたモノサシからの再構築が不可欠になります。
また、人々のライフスタイル・価値観も、
経済の右肩上がりを前提にした量的・物質的豊かさから、
より質的・精神的・人間らしい豊かさへ、
少しずつですが、
必然的に、向かっているようです。
東京ペレット(東京木質資源活用センター)はそんな時代のなか、
東京の森林再生を願う有志が集い、設立されました。
私たちのつくる、ひとつひとつのペレットは小さな粒ですが、
実はとても大きな力を持っています。
東京ペレットの原材料となる木材は、
丸太から柱や板を製材したあとの、残りの部分です。
住まいとなる建築用材に加えて、
エネルギーも併せて生産できるというわけです。
余すところなく使い切ることによって、
一本の木から、より多くの価値を生み出すことができます。
多くの価値ができれば、地域の森林が元気になり、
新しい産業や働く場所も生まれます。
そこで生まれた新たな価値=ペレットは、人をやさしく暖めてくれます。
ペレットストーブのゆらぐオレンジ色の炎は、
見る人の心を和ませ、また楽しませてくれます。
そうしてペレットを使うことで、生活と森林は関係を取り戻します。
遠くの国からくる石油にかえて、
近くの森林で産まれるエネルギーで、心豊かに暮らせることでしょう。
ペレットが燃え、空に消えたCO2は、
森林に再び吸収され、木が育っていきます。
大気中のCO2が増えることはありません。
森林資源を上手に循環させることで、地球温暖化の防止にもなります。
ペレットはこうして、
つかい手・つくり手・それらを取り巻く地域・さらに地球環境、
関わりあうそれぞれに、恵みを与えます。
世の中にエコロジー商品は数ありますが、
ここまでの優れものは、そうそうないように思います。
東京ペレットは、モノとしての商品以上の価値を提供したいと思います。
ペレットの産地である、東京の森林循環システムの一部分を担い、
循環がうまく回りだすことで東京の森林がよみがえり、
森の恵みで皆が幸せになれる。
そんな夢を思い描いて、日々ペレットを作っています。
これは息の長い取り組みになります。
どうか東京ペレットへのご支持・ご賛同を、心よりお願い申し上げます。